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2014年02月28日

 ■ 「スペース☆ダンディ」第7話“宇宙レースはデンジャラスじゃんよ”感想

「スペース☆ダンディ」
第7話 “宇宙レースはデンジャラスじゃんよ”

※当感想はネタバレ辞さずのスタンスで書いております。ご注意ください。

■プロット分析

(導入)
●1 日常の世界
宇宙のクラブ「ブービーズ」で女の子が黄色い声を挙げている。
自分のための歓声だと勘違いした主人公だが、実際はトップレーサー「プリンス」に向けられたものだった。
プリンスは、中性的な美男子である。

●2 冒険への誘い
プリンスへの嫉妬に狩られた主人公は、「自分もレースに出る」と言い出す。

●6 仲間、敵対者/テスト
レースのルールと、他の出場者たちが紹介される。
一方、主人公の宿敵はテレビでレースの中継を見ていた。
その中で主人公の姿を発見する。

●3 冒険への拒絶
●4 賢者との出会い
省略。

●5 第一関門突破
レース開始。

(展開)
●7 最も危険な場所への旅
レース開始後、主人公はいきなり「最後の手段」に出る。
他のマシンにワイヤーをつなぎ、牽引してもらう「スリップストリーム戦法」
しかし見つかり、敵の反撃を受け爆発。
その爆発の勢いで加速し、第1ゲートを2位通過する。
「まさかここまでついてくるとはな……」主人公を意識するプリンス。

●7’ 複雑化
結局、爆発のためにコースアウトし、最下位になってしまった主人公。
主人公は他のマシンにミサイル攻撃を仕掛け、その爆発に乗って加速する。

●8 最大の試練
主人公は他のマシンに襲われる。
プリンスは巨大なイカの化け物に襲われる。
それぞれ撃退し、トップ争いする2人。

●9 報酬
プリンスは主人公を意識し、話しかける。
しかしプリンスをコケにする主人公。
ゴキブリよばわりされ、屈辱を受け、いらだつプリンス。

(決着)
●10 帰路
ピットインして燃料補給。
燃料補給に手間取る主人公。相棒は「満タンにすればいいんでしょ!」と、食用油やシューマイ弁当をタンクに投入する。
プリンスの相棒は、「万が一のため」に、主人公のマシンに爆弾を仕掛ける。

●11 再生
ピットに手間取り、最下位になってしまった主人公。
積んでるミサイルをすべて爆破し、その衝撃で加速する。
他の参加者を蹴散らし、トップに躍り出る。
少しでも軽くするために荷物(相棒のロボット含む)を捨てる。
一方、プリンスも対抗するため、同様のことをする。

●12 帰還(結末の解決)
主人公とプリンスの壮絶なトップ争い。その中でプリンスは気づく。
「なんだ、この感情は……これが……恋!?」
そのとき、ピット時に仕掛けられた爆弾が起爆し、主人公のマシンが後ろからプリンスに突っ込む。
「第7宇宙速度で掘られたオカマ」
その瞬間、燃料タンクのシューマイが爆発し、衝撃で主人公は光速を超えた。
結果、主人公は56億7千万年後の世界にタイムスリップしてしまった。
そこで主人公が見たものは、降臨した弥勒菩薩の姿だった……


■感想
 どう感想を述べていいものやら……

 ともかく、今回もやりたかったことはただひとつ、「第7宇宙速度で掘られたオカマ」の一言なのであろう。第7宇宙速度ってなんや、という疑問はわきに置いとくとして。
 そのためのレースという舞台。そのために造形されたホモっぽいライバル、爆発で加速するというわけのわからん方法で走り続ける主人公。そして無理のない展開で主人公機に仕掛けられた「爆弾」……まあ仕掛けられた時点でオチが見えるというものだが。

 道中はひたすら、変な出場者たちの変なマシンを見せることに集中している。仕込まれた小ネタにツッコミ入れながら、深く考えずに見るのが正しいのであろう。

 前回第6話は、もうひとつテンポが悪いこともあって楽しめなかったが、この話はポンポンと小気味良くネタが出てくるため、面白かった。
 やはり、コメディはリズムが大切なんだなあ、というのが今回感じたことである。

投稿者 darkcrow : 2014年02月28日 12:10

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