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2014年03月12日
「ブラックマジック M-66」
※当感想はネタバレ辞さずのスタンスで書いております。ご注意ください。
■プロット分析
(導入)
●1 日常の世界
軍用の航空機が森に墜落する。
積荷は2つの異様なカプセルだった。その中から聞こえる胎動。
●2 冒険への誘い
主人公の記者は、コンピュータで何かの反応を受け取る。盗聴によって情報を得る。
取材に出る。
軍隊が、墜落現場を調査している。積荷のカプセルはふたが開き、中身が空になっていた。
中には「M-66対人自動歩兵」なるロボットが入っていたらしい。
ロボットは、誰かの命を狙っているらしい。誰を狙っているのかは分からない。
●3 冒険への拒絶
主人公の相棒は、軍相手の取材にしり込みしている。
だが主人公は特ダネにテンションを挙げている。
●4 賢者との出会い
軍は、ロボット開発の研究者をアドバイザーとして招く。
研究者の孫娘をここで紹介。
孫娘はこれから街に遊びに出るらしい。
●5 第一関門突破
ロボットは森の中で、熊と登山者を惨殺する。ロボットの能力の提示。
幹線道路でロボットを待ち受ける軍隊。
こっそりその様子を撮影している主人公。あっさり軍隊に見つかり、拘束される。
(展開)
●6 仲間、敵対者/テスト
ロボットが軍隊に襲い掛かる。激戦の末、多数の戦死者を出しながらロボットの1体を破壊する。
しかし残り1体には逃げられてしまった。
そのドサクサで逃走する主人公。
研究者は、テストプログラムとしてロボットの標的に自分の孫娘を設定していた。
●7 最も危険な場所への旅
主人公は研究者の自宅に取材に向かう。
そこは、すでに破壊されてボロボロであった。
家の奥で、主人公は留守番電話のメッセージを聞く。
孫娘から、自分の居場所を知らせるメッセージであった。
「あの子の居場所を知ってるのは、留守番電話を見たロボット兵器とあたしだけじゃないの!」
孫娘の居場所に向かう主人公。
●8 最大の試練
主人公は、孫娘を連れて逃げる。
執拗に追ってくるロボット。
●9 報酬
軍が助けにかけつける。ロボット兵器を軍が倒す。
(決着)
●10 帰路
しかし、倒したかに思われたロボットが再起動し、軍人たちを攻撃する。
軍人たちは負傷し、主人公と孫娘はふたりだけでビルの中を逃げる。
軍用機の援護を受けながら、脱出ポイントであるビルの最上階を目指す。
●11 再生
最上階にたどり着くが、脱出用のヘリがなかなか近づけない。
主人公は軍が残した爆弾や銃を用いてロボットに対抗し、かろうじて逃げていく。
危ういところでロボットは爆弾に吹き飛ばされ、ビルの下に落下して機能停止した。
●12 帰還(結末の解決)
主人公と孫娘は無事に救助され、完。
■感想
バンダイチャンネルの定額見放題にある作品の中で、友人に勧められて見たもの。
監督士郎正宗の趣味全開というか、とにかく全編通して派手にドンパチドンパチやらかす、ただそれだけのお話。
しかしアクション作画は現代の作画おばけみたいな作品群と比べても決して見劣りしない。
気色の悪いロボットの動き、玄人集団として見事な活躍を見せる軍人たち、兵器やロボットの性能をきっちり魅せながら進むサスペンス。
非常にシンプルな割り切ったつくりで、安心して楽しめる作品だった。
投稿者 darkcrow : 2014年03月12日 23:23
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